高嶺清麿
私は『金色のガッシュ』という漫画が大好きです。
あらすじを簡単に話すと、
突如人間界に現れた100人の魔物の子が人間とタッグを組み、
パートナーの人間しか唱えることができない「呪文」を使って魔物の子同士で戦い、
生き残った最後の一人が魔界の王になるというバトル漫画です。
魔物の子と人間の絆や、思わず熱中してしまう熱い展開。
ガッシュほど心が動かされる漫画は他にないと個人的に思います。
特に好きなキャラクターが高嶺清麿なんですよ。
主人公ガッシュのパートナー、人間ですね。
清麿の何が好きって、どんなに絶望的な局面でも常に頭を働かせて戦うんですよ。
「今持ってる呪文でどうやって相手に勝つ?」
「この状況を打破するにはどう動いたらいい?」
とにかく現状をよく観察して、今出せる最適解をすごいスピードで導くんですよ。
今回は『0秒思考』という本を読んだ感想をお話ししようと思うんですが、
この本で定義している0秒思考が清麿の頭の良さと重なりまして、
最初にガッシュの話をさせていただきました。
それでは本編に参りましょう!
0秒思考とは
0秒思考とは、文字通り0秒で思考を終えること。
「君、この件に対してどう思う?」に対して0秒で周りを唸らせる回答が思いついてしまう。
経験したことのない事態で最適な行動が0秒で思いついてしまう。
0秒は無理かもしれませんが反射的に最適解が頭に浮かんでくるような感じでしょうか。
魅力的な能力ですよね。
この力を身につけるためのトレーニング方法が「メモ書き」です。
やり方は、A4サイズの紙に1分間自分の思考を書き殴るというようなものです。
それを最低10枚。毎日行うというものです。
紙に書く内容はなんでも構いません。
「来週までにするべきこと」「体調管理をするには」「仕事とプライベートを両立させるには」「どうやって将来のビジョンを整理するか?」「どうすれば仕事のスピードを上げられるか」
テーマを一つ絞って後はひたすら最低10枚で深掘りしていくとようなイメージです。
書き方はこんな感じ、
タイトル・日付・本文で構成されています。
この構成は何枚目でも統一させます。
これが一枚目だとしたら、次に「なんで手続きを進めてくれたのだろう」や「良い謝罪の仕方はどんなだろう」等、
深堀するか多面的視点でタイトルを考えて、また1分間書き殴ります。
とても簡単でしょ?
紙とペンさえあれば始められるこの手軽さがいいんです。
この手軽さで0秒思考という最強の力を手に入れられると思ったら、安いものです。
メモ書きを続けた結果
メモ書きを本格的に始めて、まず気づいたのが自分がいかに思考が浅く、スピード感がないかということです。
やり始めた当初は1分間で全然かけないんですよ。
推奨されている文字数は「4行から6行で1行20文字から30字」なので、
最低でも80字以上書かないといけないのですが、
そこをコンスタントに書き切るのが最初の壁でした。
そのスピード感についていきながら、
はっと驚くアイデアや、論理破綻していない考えを出していくのは夢のまた夢でした。
ここを出来ないながらもトライしていくのが「メモ書き」のトレーニングの真髄だなと感じました。
一週間も続けると、0秒思考ができるようになるわけではないですが、
日常生活でいかに0秒思考が必要か思い知らされるようになります。
思っている以上に早く正確な答えを求められることが多いってことですね。
例えば、現在取り組んでいる仕事でイレギュラーが起こり対応を考えなくてはいけなかったり、
急にPCがいうことを聞かなくなったり、ふと将来について考えたりとか。
今まで反射的な発言や行動をしていたり、
ダラダラ考えて、結局どうするか回答を出さず先送りになったり、
そういう場面が多いなと気づきました。
その局面で「ヤベェ、今こそ良質な回答は出さねば、急げ」と思う癖がついたのは大きな変化でした。
後たまにですけど、自分でも驚くようなアイデアが思い浮かぶことがあるんですよね。
アイデアは一期一会だと思っていて、
いいアイデアであっても、何かに書かないと絶対に忘れるんですよ。
忘れるときは1秒で忘れるんですよ。マジで。
紙に書けば忘れても安心だし、
一年後とかに見返すと「これ自分が書いたのか」と思うくらいの、
すごい気づきにつながる事があります。
今後どうするか
私はメモ書きを毎日死ぬまで続けます。
自分の思考を客観的に確認できるし、
思わぬアイデアや気づきに出会えるし、
悩みを書き殴れば、次第にその悩みを解決する為に取るべき行動が定まってくるので、
ストレス解消にもなります。
このブログのアウトラインもメモ書きで作ってますし、
メモ書きはなくてはならない存在になっています。
ただメモ書きを本格的に始めて一ヶ月くらい経ちますが0秒思考の領域には到達できていません。
最高の回答を瞬時に出すことはまだまだ難しいです。
そもそも0秒思考ができるようになったとどうやって判断すればいいのでしょうか。
メモ書きによるトレーニングは筋トレに似ていると感じます。
やればやるほどすらすら書けるようになるし、やめれば全然書けなくなります。
しかし筋トレは見た目にきちんと反映され、可視化ができますが、
0秒思考は可視化できないので、やりがいを見出しづらいという懸念点があります。
なので0秒思考のゴールを自分で明確に決めておく必要があると思います。
私はゴールを二つ決めました。
一つ目は仕事で「頭の回転早いね」と言われることです。
「0秒思考=頭の回転が早い」と私は考えているので、
自分の考えを言う場面が多い仕事という場で、
人から「頭の回転が早い」と言われることが、
分かりやすく達成感を感じられるゴールだと思ったからです。
二つ目はこのブログを収益化できたときです。
前述の通り、このブログはメモ書きで大まかな内容を決めていますし、
時に「こう書いたら面白いかも」と言うアイデアもメモ書きから生まれることが多いです。
このブログはメモ書きに依存していると言っても過言でないです。
収益化には審査があるため、他者から認められる必要があります。
そこをクリアできたら、メモ書きが結果に繋がったと客観的判断ができると思ったからです。
とりあえずこの二つをゴールとし、メモ書きを頑張っていこうと思います。
今回は『0秒思考』という本の話をしました。
メモ書きを続けることで、ザケルをくらったかの如く、
インパクトのある答えが、電撃が走るように瞬時に思いつくことができると確信しています。
ぜひ皆さんも『0秒思考』を読んでメモ書きを習慣にしてください!
またね!
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